💬 おじ「障害がある人の制度、名前だけは聞くけど…じつは中身をぜんぜん知らんのう…」
🐾 ねこ「障害者手帳・手当・年金・就労支援を知っておくと、“一人で抱えこまない”ための選択肢が増えますぞ🐾」
この記事では、障害がある人と家族を守る制度を
- 対象（どんな人？）
- 入口（どこに相談？）
- お金・メリット（どんな助けになる？）
だけにしぼって、やさしくまとめましたぞ。
🪪 障害者手帳ってなに？（生活を助ける“証明書”）
💬 おじ「“障害者手帳”って名前は聞くけど、どこまで頼っていいのか分からんのう…」
🐾 ねこ「身体・療育（知的）・精神の3種類があって、“生活を助けてもらうための証明書”ですぞ🐾」
対象のめやす
・身体に障害がある人（身体障害者手帳）
・知的障害がある人（療育手帳）
・精神・発達障害などがある人（精神障害者保健福祉手帳）
※どの手帳か・等級がどうなるかは、障害の種類や状態で決まります。
どんなメリットがある？（ざっくり）
・税金の控除（所得税・住民税・自動車税など）
・医療・福祉サービスの利用
（自立支援医療・相談支援・福祉サービスなど）
・公共料金の割引（電気・ガス・水道など／自治体ごとにちがう）
・交通機関の割引（電車・バス・タクシー・有料道路など）
🐾 ねこ「割引やサービスは自治体や事業者ごとに内容がちがうので、
『〇〇市 障害者手帳 割引』で自分の地域ルールをチェックですぞ🔍」
入口・流れ
・まず住んでいる市区町村の「障害福祉課」や相談窓口に相談
・医師の診断書など、必要な書類を集めて申請
・審査のあと、等級つきの手帳が交付（更新が必要なことも）
注意メモ
・手帳があるかどうかで、使える制度の幅が変わることが多い
・「まだ軽いから…」「まわりに知られたくないし…」とガマンしてしまう人も多い
・「日常生活でどのくらい困っているか」を正直に相談するのが大事
💰 特別障害者手当（在宅で“重い障害”がある人のための手当）
💬 おじ「重い障害がある家族を家で介護していると、心身もお金も大変じゃ…」
🐾 ねこ「在宅で“重い障害”がある人を介護している家庭に、毎月の手当があるですぞ🐾」
対象のめやす
・日常生活で常に介護が必要な重い障害がある人
・障害の種類は広め（身体・知的・精神 など）
・全年齢OK（子ども〜大人まで）
※具体的な基準は、障害の状態や診断書の内容で判断されます。
お金のめやす
・月額：約2万7千円台
（年度ごとに少し変わることがあります）
🐾 ねこ「金額は“目安”ですぞ。最新の金額は公式情報で必ず確認してほしいですぞ💰」
入口・流れ
・市区町村の障害福祉窓口へ申請
・医師の診断書
・本人の生活のようすがわかる書類（支援者の意見書など）
※「ようすがわかる書類」は、ケアマネさんや相談支援専門員に書いてもらうこともあります。
注意メモ
・手当は「障害の種類」ではなく、日常生活の介護の大変さで判断される
・入院や施設入所のあいだは対象外になることが多い
・所得制限あり（家族全体で見ることがあるので要確認）
💴 障害年金ってなに？（働けなくなったときの“収入の土台”）
💬 おじ「病気やケガで働けなくなったら、もう終わりじゃ…」
🐾 ねこ「そんなときに生活を支える公的なお金が、障害年金ですぞ🐾」
ざっくりイメージ
・年齢は関係なし（子ども〜現役世代までOK）
・うつ病・がん・心臓病など、見た目で分かりにくい病気も対象になることあり
・「障害者手帳」とは別の制度です
対象のめやす（入口）
・病気やケガの「初診日」に、
国民年金 or 厚生年金のどれかに入っていた
・日常生活や仕事がかなり大変な状態
・年金保険料を、おおむねキチンと払っていた
※どこまでが対象かは、診断書・日常生活の様子で細かく判定されます。
お金のめやす
・例：障害基礎年金2級で月“約6.9万円”＋子ども加算
（障害の重さ・年金の種類・働き方などで大きく変わります）
🐾 ねこ「金額はかなりケースバイケースですぞ。
“シミュレーションはあくまで目安”くらいに思っておくと安心です🐾」
入口・相談先
・最初の相談先：年金事務所（ねんきんダイヤルなど）
・社会保険労務士（障害年金を扱う専門家）に相談する人もいますが、
まずは公的な窓口で制度の全体像を聞くのがおすすめですぞ。
💼 障害者就労支援（働き方の選択肢を増やす制度）
💬 おじ「働きたい気持ちはあるんじゃが、ふつうの職場はしんどいのう…」
🐾 ねこ「障害や病気があっても、自分に合う働き方をえらべる制度があるですぞ🐾」
対象のめやす
・18〜64歳
・障害や病気があって、いきなり一般就労は難しい人
おもな制度の種類（ざっくり）
・就労移行支援
一般就労に向けた“練習の場”。
働く時間の調整・ビジネスマナー・実習などをとおして、
一般企業への就職をめざす。
・就労継続支援A型
事業所と雇用契約あり。
最低賃金以上の給料をもらいながら働く。
・就労継続支援B型
雇用契約はなし。
マイペースに通いやすい代わりに、工賃は月1〜2万円台が目安のことが多い。
入口・相談先
・市区町村役所の「障害福祉課」
・相談支援専門員（基幹相談支援センターなど）
・ハローワークの障害者専門窓口
・地域障害者職業センター
🐾 ねこ「“働きたいけど何から？”と思ったら、
このうちどこか1つに電話 or 来所して、まずは相談だけでもOKですぞ📞」
お金・利用料のめやす
・利用料は原則1割負担
・世帯の収入に応じて月額の上限額が決まる
・くわしい金額や条件は、自治体や事業所ごとにルールがちがう
✅ 今日やることチェックリスト（どれか1つでOK）
・🔎 「住んでいる市区町村名 ＋ 障害者手帳」で検索して、公式ページを1つだけ開く
・📞 「障害福祉課／相談支援センター」の電話番号をメモしておく
・📝 自分や家族の「いちばん困っている場面」（仕事・お金・移動・人間関係など）を紙に1つ書く
・📂 診察券やお薬手帳、手帳を持っている人は障害者手帳などを1か所にまとめて保管する
・📅 「1か月以内に、1回だけ相談してみる」日をカレンダーに○だけつけておく
🌿 ひとことまとめ
💬 おじ「障害があると、それだけでも大変なのに…お金や仕事のことまで考えると頭がパンクしますな…」
🐾 ねこ「手帳・手当・年金・就労支援は、“がんばるため”じゃなくて、
“がんばりすぎないため”の守りですぞ🐾」
今日は、すべての制度を覚えなくて大丈夫ですぞ。
「障害者手帳」「特別障害者手当」「障害年金」「障害者就労支援」という名前を知って、
「まずはどこか1か所に相談してもいいのかも…」と思えたら、それだけでも大きな一歩ですぞ🚶♂️
❓ よくある質問（FAQ）
Q1．障害者手帳と障害年金は、どちらか片方だけでも使えますか？
A．はい、別の制度なので、
- 手帳だけ
- 年金だけ
- 両方
というパターンがあります。
それぞれの目的は、
- 障害者手帳：割引・サービスを使いやすくするための証明書
- 障害年金：収入をささえるためのお金の制度
というイメージです。両方の可能性がある人も多いので、
まずは障害福祉課や年金事務所で、今の状態で何が使えそうか相談してみるのがおすすめです。
Q2．働いていても、障害年金はもらえることがありますか？
A．働いている＝必ずダメというわけではありません。
大事なのは「どのくらい日常生活や仕事が大変か」「どのような配慮が必要か」という点です。
ただし、
- 収入
- 働き方
- 障害の状態
によっては等級が変わったり、受けられないケースもあります。
くわしくは年金事務所で相談し、最新の条件を確認してください。
Q3．障害者就労支援（就労移行・A型・B型）は、どう選べばいいですか？
A．ざっくりした目安はこんな感じです👇
- 就労移行支援：
「いずれ一般就労（ふつうの会社など）で働きたい」人向け - A型：
雇用契約を結んで、最低賃金以上のお給料をもらいながら働きたい人向け - B型：
体調やペースを優先しながら、マイペースで通うことを大事にしたい人向け
とはいえ、実際の雰囲気や仕事内容は事業所ごとにかなり違います。
まずは相談支援専門員やハローワークに相談し、興味のある事業所を見学・体験利用してから決めるのがおすすめです。
またね ﾉｼﾉｼ
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📌 本記事は【2025年12月時点】の情報をもとに作成していますぞ〜。
制度の内容や金額は変わることがあるので、最新情報は各公式サイト・自治体・年金事務所などの公式案内でご確認くださいませ！
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