「親の介護、そろそろ必要かも」
そう思っても、最初は何から始めればいいか分かりにくいです。
親が転びそうになった。
物忘れが増えた。
お風呂や買い物を、家族だけで支えるのが少ししんどくなってきた。
そんなときは、「まだ早いかな?」の段階で相談して大丈夫です。
介護保険サービスを使うには、原則として要介護・要支援認定が入口になります。
ただし、自治体の介護予防・生活支援サービスには、認定を受けずに利用できるものもあります。
でも、いきなり施設を探す必要はありません。
まずは地域包括支援センターに相談して、
「今の困りごとに使える制度があるか」を確認すればOKですぞ。
おじ「親の介護サービスって、どこに相談したらいいか分からんのう……」
ねこ「まずは要介護認定と地域包括支援センターを知っておけば、だいぶ守れますぞ🐾」
この記事では、親の介護が気になり始めた人向けに、要介護認定・介護保険サービス・福祉用具貸与・住宅改修をやさしく整理します。
✅ この記事でわかること
この記事では、親の介護でまず確認したいことを整理します。
✅ 最初に相談する場所
✅ 要介護認定の流れ
✅ 家で使える介護保険サービス
✅ 福祉用具貸与のポイント
✅ 住宅改修で気をつけること
✅ 今日やること
制度を全部覚える必要はありません。
まずは、「どこに相談すればいいか」を見つけるための記事ですぞ。
✅ 先に結論|親の介護でまず見るのは、この5つ
親の介護が気になり始めたら、まず見るポイントはこの5つです。
✅ 地域包括支援センター
高齢者や家族のための相談窓口です。介護保険の申請、生活の困りごと、見守り、認知症の不安などを相談できます。
✅ 要介護認定
介護保険サービスを使うために、どれくらい支援が必要かを判定してもらう手続きです。
✅ 介護保険サービス
ヘルパーさん、デイサービス、ショートステイ、訪問看護など、家で暮らすための支援もあります。
✅ 福祉用具貸与
介護ベッド、車いす、歩行器、手すり、スロープなどを借りられる場合があります。
✅ 住宅改修
手すりの取り付け、段差解消、すべりにくい床への変更などに使える場合があります。
ねこ「親の介護は、“いきなり全部やる”より、“まず相談先を知る”ところからでOKですぞ🐾」
🏠地域包括支援センター|介護の最初の相談先
地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを支える相談窓口です。
市区町村が設置していて、高齢者本人だけでなく、家族も相談できます。
✅ 相談する目安
たとえば、こんなときです。
✅ 親の歩き方が不安
✅ 転びそうで心配
✅ 物忘れが増えてきた
✅ お風呂や買い物が大変そう
✅ 家族だけで見るのがきつい
✅ 手すりや介護ベッドを考えている
「これくらいで相談していいのかな?」と思う段階で相談して大丈夫です。
✅ 相談するときの言い方
電話や窓口では、こんな言い方でOKです。
「親の生活が少し大変になってきたので、介護保険の相談をしたいです」
「要介護認定を申請したほうがいいか相談したいです」
「家の中で転びそうな場所があって、手すりを考えています」
完璧に説明しなくて大丈夫です。
困っている場面を1つだけ伝えれば、話が進みやすいですぞ。
📝要介護認定|介護保険サービスを使うための入口
要介護認定は、介護保険サービスを使うために必要な判定です。
ざっくり言うと、「どれくらい手助けが必要か」を見てもらう手続きです。
✅ 対象のめやす
対象になるのは、主に次の人です。
✅ 65歳以上の人
✅ 40〜64歳で、特定疾病により介護が必要になった人
40〜64歳でも、若年性認知症など、介護保険で決められた病気が原因で介護が必要になった場合は、対象になることがあります。
✅ 認定の区分
認定結果は、主に次のように分かれます。
✅ 非該当
✅ 要支援1〜2
✅ 要介護1〜5
要支援は、今の生活をできるだけ維持するための支援です。
要介護は、日常生活に介護の手助けが必要な状態です。
区分によって、使えるサービスや1か月に使える介護保険サービスのめやすが変わります。
✅ 申請の流れ
要介護認定の流れは、ざっくり次の通りです。
- 市区町村の介護保険課や地域包括支援センターに相談する
- 要介護認定の申請をする
- 認定調査を受ける
- 主治医意見書が作成される
- 介護認定審査会で判定される
- 結果が通知される
主治医意見書は、通常、市区町村から主治医へ作成を依頼します。
結果は原則として、申請から30日以内に通知されます。
ただし、認定調査の日程や主治医意見書の状況によって、時間がかかることもあります。
急いでサービスを使いたい場合は、申請時に市区町村や地域包括支援センターへ相談しておくと安心ですぞ。
✅ 注意メモ
✅ 「まだそこまで大変じゃないかも」と思っても、早めの相談でOK
✅ いきなり施設探しをするより、まず状態を見てもらう
✅ 引っ越しをするときは、転入先の自治体で手続きが必要になる場合あり
✅ 介護保険証や負担割合証は、分かる場所にまとめておくと安心
負担割合証は、介護サービスを使うときの自己負担割合を確認する書類です。
ねこ「“まずは電話で相談だけ”でもOKですぞ🐾」
🤝介護保険サービス|家で暮らすための支援もある
介護保険サービスというと、施設入所をイメージする人もいるかもしれません。
でも、実際には家で暮らすための支援も多いです。
✅ 在宅で使えるサービスの例
✅ 訪問介護
ヘルパーさんが自宅に来て、家事や身体介助を手伝ってくれます。
✅ 通所介護(デイサービス)
日中に通って、入浴・食事・見守り・機能訓練などを受けられます。
✅ 短期入所(ショートステイ)
数日だけ施設に泊まるサービスです。家族の休息や用事があるときにも使われます。
✅ 訪問看護・訪問リハビリ
看護師やリハビリ職などが自宅に来て、健康管理やリハビリを行います。
✅ 福祉用具貸与・住宅改修
介護ベッドや歩行器を借りたり、手すり設置や段差解消で家を安全にしたりできます。
いきなり施設を探すのではなく、まずは「家で何に困っているか」を相談すればOKです。
✅ お金のめやす
介護保険サービスは、限度額の範囲内で利用すると、自己負担は原則1割です。
ただし、一定以上の所得がある人は2割または3割負担になることがあります。
また、限度額を超えて使った分や、施設利用時の食費・居住費・日用品代などは、別に自己負担になることがあります。
負担割合は、介護保険負担割合証で確認できます。
✅ 利用の流れ
要介護認定の結果が出たら、地域包括支援センターやケアマネジャーさんなどと相談します。
流れは、ざっくり次の通りです。
- 認定結果を確認する
- 困っていることを伝える
- ケアプランを作る
- サービス事業所と契約する
- サービスを使い始める
ねこ「“全部使いこなそう”としなくてOK。今いちばん困っていることを1つだけ相談ですぞ🐾」
🛏️福祉用具貸与|介護ベッド・車いすなどを借りられる制度
福祉用具貸与は、介護に必要な用具をレンタルできる介護保険サービスです。
介護ベッドや車いすなどは高額になりやすいので、買う前に確認したい制度です。
✅ どんなときに使う?
たとえば、こんなときです。
✅ ベッドから起き上がるのが大変
✅ 歩くのが不安
✅ トイレやお風呂への移動が怖い
✅ 家の中でつかまる場所がほしい
✅ 外出時に車いすが必要
✅ 介護する家族の負担が大きい
✅ 借りられる福祉用具の例
福祉用具貸与では、たとえば次のようなものが対象になります。
✅ 車いす
✅ 特殊寝台
✅ 床ずれ防止用具
✅ 体位変換器
✅ 手すり
✅ スロープ
✅ 歩行器
✅ 歩行補助つえ
✅ 認知症老人徘徊感知機器
✅ 移動用リフト
✅ 自動排泄処理装置
ただし、要支援・要介護1の人は、手すり・スロープ・歩行器・歩行補助つえなどが中心です。
車いすや特殊寝台などは、原則として要介護2以上から対象になることが多いです。
ただし、身体の状態によっては例外的に使える場合もあります。
✅ 借りる流れ
福祉用具を借りる流れは、ざっくり次の通りです。
- 地域包括支援センターやケアマネジャーさんに相談する
- どの場面が危ないかを伝える
- ケアプランに福祉用具貸与を入れてもらう
- 指定を受けた福祉用具貸与事業所と相談する
- 実際に使う福祉用具をレンタルする
「買う前に、介護保険で借りられますか?」と聞くのが大事です。
✅ 2024年4月からの注意点
一部の福祉用具は、貸与と販売を選べる場合があります。
対象になるのは、固定用スロープ、歩行器(歩行車を除く)、単点杖(松葉づえを除く)、多点杖です。
ただし、レンタルがよいか、購入がよいかは、本人の状態や使い方によって変わります。
ケアマネジャーさんや福祉用具専門相談員さんに説明を受けて決めるのが安心ですぞ。
ねこ「あわてて自費で高いベッドを買う前に、“介護保険で借りられない?”と一言聞くのが守りですぞ🐾」
🛠️住宅改修|手すり・段差解消は工事前に相談
介護保険の住宅改修は、自宅で安全に暮らすための工事に使える制度です。
手すりを付けたい。
段差をなくしたい。
床をすべりにくくしたい。
そんなときに確認します。
✅ 対象になる工事の例
介護保険の住宅改修では、たとえば次のような工事が対象になります。
✅ 手すりの取り付け
✅ 段差の解消
✅ すべりにくい床材への変更
✅ 引き戸などへの扉の取り替え
✅ 洋式便器などへの便器の取り替え
✅ 上記に付帯して必要な工事
ただし、単なるリフォームや、介護と関係のない工事は対象外になることがあります。
✅ お金のめやす
住宅改修の支給限度基準額は、原則として要介護者等1人につき20万円までです。
自己負担は、所得に応じて1〜3割です。
たとえば、20万円の工事で自己負担1割の場合、介護保険からの給付は最大18万円がめやすになります。
転居した場合や、最初に住宅改修を利用したときから要介護状態区分が3段階以上重くなった場合は、再度20万円まで使えるケースがあります。
ここは過去の利用状況や手続きが関係するため、必ず市区町村やケアマネジャーさんに確認しましょう。
✅ 賃貸住宅の注意点
賃貸住宅の場合は、工事の前に大家さんや管理会社の許可が必要になることがあります。
「介護保険が使えるか」だけでなく、「工事してよい住宅か」もあわせて確認しておくと安心です。
✅ いちばん大事なのは事前申請
住宅改修でいちばん大事なのは、工事の前に相談することです。
先に工事してしまうと、介護保険の対象外になることがあります。
流れは、ざっくり次の通りです。
- ケアマネジャーさんや地域包括支援センターに相談
- 危ない場所を確認
- 理由書や見積もりなどを準備
- 市区町村へ事前申請
- 確認後に工事
- 工事後に必要書類を提出
- 住宅改修費の支給を受ける
「ここが危ない」と思う場所は、写真を撮っておくと相談しやすいです。
ねこ「手すりは、先につける前にちょっと待ってですぞ。住宅改修は“事前申請”が命ですぞ🐾」
📌今日やることリスト|まずは1つだけでOK
今日やるなら、全部ではなく1つでOKです。
✅ 「市区町村名+地域包括支援センター」で検索する
✅ 地域包括支援センターの電話番号をメモする
✅ 親が困っている場面を1つだけ書く
✅ 転びそうな場所の写真を撮る
✅ 介護保険証を探しておく
✅ 介護保険負担割合証を探しておく
✅ かかりつけ医の名前を確認する
✅ 手すりやベッドを買う前に、相談先を確認する
✅ すでに介護サービスを使っている人は、ケアマネさんに聞きたいことを3つ書く
問い合わせるときは、こんな言い方で大丈夫です。
「親の介護が心配になってきたので、相談したいです」
「要介護認定を申請したほうがいいか聞きたいです」
「手すりや介護ベッドに介護保険を使えるか確認したいです」
完璧な説明はいりません。
まずは、困っていることを短く伝えるだけでも前進ですぞ。
✅ まとめ|親の介護は、相談先・認定・在宅支援で見る
親の介護が気になり始めたら、次の順番で見ると整理しやすいです。
最初の相談先
→ 地域包括支援センター
介護保険サービスの入口
→ 要介護認定
家で暮らす支援
→ 訪問介護・デイサービス・ショートステイなど
介護用品の支援
→ 福祉用具貸与
家の安全対策
→ 住宅改修
大事なのは、家族だけで抱え込まないことです。
介護保険は、がんばり続けるためではなく、がんばりすぎないための守りです。
迷ったら、地域包括支援センターや市区町村の介護保険窓口へ相談してOKですぞ。
❓FAQ|要介護認定と介護保険でよくある質問5つ
Q1.要介護認定は、いつ相談すればいいですか?
A.「生活が少し大変になってきたかも」と思った時点で相談してOKです。
歩行が不安、物忘れが増えた、お風呂や買い物が大変、家族の負担が重いなどが目安です。
迷う時は、早めに地域包括支援センターへ相談すると安心ですぞ🐾
Q2.要介護認定の結果は、いつごろ分かりますか?
A.原則として、申請から30日以内に結果が通知されます。
ただし、認定調査の日程や主治医意見書の状況によって、時間がかかることもあります。
急いで介護サービスを使いたい場合は、申請時に市区町村や地域包括支援センターへ相談しておきましょう。
Q3.要支援と要介護は、何が違いますか?
A.ざっくり言うと、要支援は生活を維持するための支援、要介護は日常生活に介護の手助けが必要な状態です。
認定は、非該当・要支援1〜2・要介護1〜5に分かれます。
区分によって、使えるサービスや1か月に使える介護保険サービスのめやすが変わります。
Q4.介護保険サービスを使うと、すぐ施設に入るのですか?
A.いいえ。すぐに施設へ入るとは限りません。
介護保険には、ヘルパーさん、デイサービス、福祉用具のレンタル、住宅改修など、家で暮らすための支援もあります。
まずは「家で何に困っているか」を相談すればOKですぞ🐾
Q5.住宅改修は、工事したあとでも介護保険を使えますか?
A.先に工事してしまうと、介護保険の対象外になることがあります。
手すりの取り付け、段差解消、すべりにくい床への変更などを考えている場合は、工事の前にケアマネジャーさんや地域包括支援センターへ相談しましょう。
住宅改修は、事前申請がとても大事です。
「ここが危ない」と思う場所は、写真を撮っておくと相談しやすいですぞ🐾
ひとことまとめ
おじ「介護って、考えるだけで気が重くなりますな……」
ねこ「だからこそ、最初の一歩は小さくてOKですぞ🐾」
今日やることは、1つで大丈夫です。
まずは、住んでいる地域の地域包括支援センターを調べる。
それだけでも、ちゃんと前に進んでいますぞ。
これから工事を考えている場合は、まずケアマネさんや地域包括支援センターに相談し、自治体のルールを確認してください。
🐾さいごに
📚 記事はnoteでも読めますぞ!
🕊 X(旧Twitter)でもつぶやき中ですぞ!
またね ノシノシ
📌本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成していますぞ。制度の内容や条件は、国・自治体・本人の状態・所得・介護保険の利用状況によって変わることがあります。最新情報は、お住まいの市区町村、地域包括支援センター、ケアマネジャー、厚生労働省などでご確認くださいませ。
🐾 他の固定費見直しも気になる方へ
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