【初心者向け】NISAで月5,000円から始める積立投資|オルカン or S&P500・設定手順と続けるコツ【後編】

家計管理

前回の記事では、インフレとNISAの基本について解説しました。
今回はそのつづき。「実際にどうやって積立を始めるのか?」について、やさしく・ゆっくり解説していきますぞ。

超要約:まずは“型”を作る
・NISA=利益に税金がかからない“箱”
・オルカン(全世界株式)+月5,000円〜を自動化
・買付日=給料日の翌営業日
(残高不足を回避)
・年1回だけ点検(途中の増減はいつでもOK)


📦 この記事でわかること
・積立の始め方(ステップ解説)
・おすすめのファンド(S&P500?オルカン?)
・積立額とリターンの目安
・投資中のよくある疑問(Q&A)
・積立投資の“こころの整え方”


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📈 ステップ①:つみたて投資の設定をしよう

NISA口座を開設したら、いよいよ「商品を選んで買う」ステップです。
といっても、むずかしいことはありませんぞ。おすすめは「つみたて設定」で自動コツコツ。

例(これだけでOK!)

  • ✅ オルカン(全世界株式)を毎月5,000円積立
  • ✅ 支払い日は毎月10日/自動引き落とし
  • ✅ 購入先は「つみたて投資枠」

🐾ねこ「まるでサブスクみたいに、自動で未来に投資できるんですな」

買い忘れゼロの“3チェック”(ここで一緒に設定)

1.つみたて投資枠がONになっている
2.全世界株式“1本”にしぼる(慣れるまで増やさない)
3.給料日の翌営業日毎月自動/入金は自動入金 or 即時入金で紐づけ
+ アプリの買付通知ON=“成功チェック”がラク


💸 ステップ②:いくら積み立てるとどう増える?

将来のために、20年でどれくらい積み立てるといいのか?ざっくりシミュレーションしてみましょう。

※将来の利回りは保証されません。年3%/年5%は“目安”です。

月額20年の元本年3%年5%
5,000円120万円約163万円約198万円
15,000円360万円約489万円約594万円
40,000円960万円約1,299万円約1,642万円

おじ「年利3〜5%でこんなに違うんじゃな…!」
🐾ねこ「過去のデータでは、S&P500は年9.7%のリターンも出てましたぞ」
※将来の利回りは保証されません。あくまで参考値ですぞ!

💬 おじ「ちなみに昔、30年かけて“個人年金”やってたことがあるんじゃが…」
元本340万円 → 戻り380万円(+40万円/年利約0.8%)
おじ「もしS&P500だったら、過去のデータでは1,800万円くらいになってたらしい…(ひええ)」
※もちろん、将来も同じリターンが得られるとは限りませんぞ!

メモ:前半は地味、後半から複利が効く/“自動化=忘れても続く”


🔍 ステップ③:どの商品を選べばいいの?

初心者に人気の投資信託はこの2つ:

商品分散想定の強み向いてる人注意点
オルカン(全世界)先進国+新興国へ広く国の勢いが入れ替わっても拾える安心感迷ったらこれ指数全体=“平均点”寄り
S&P500(米国)米国大型株に集中成長の果実を取りに行く期待米国の伸びを信じる人集中ゆえのブレの大きさ

迷ったら「オルカン」でOK。
「アメリカの成長を信じるぜ!」という人はS&P500
もアリですな。

🐾ねこ「どちらも長期・積立・分散にぴったりですぞ」

買う前チェック3つ

【1】信託報酬…低いほど◎(目安 0.1%前後
【2】純資産…大きいほど安心目安
【3】つみたて枠の対象か確認

(例示)全世界株式:eMAXIS Slim/SBI/楽天 など
例として挙げています。特定銘柄の勧誘ではない


📊 年金のプロもやってる?GPIFの話

おじ「ところで、“長期投資って本当に安全なんかのう?”」
🐾ねこ「日本の年金を運用しているGPIFという機関が、実際にやってますぞ!」

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、株や債券に分散投資して、長期でじっくり資産を増やしています。
👉 20年間で資産は約3倍に!(※株だけでなく債券なども含む運用)

「国の年金を守ってるプロもやってる」と思うと、安心感がちがいますな。


😟 ステップ④:相場が下がったらどうする?

おじ「暴落ニュースを見ると、やっぱり不安になるのう…」
でも、積立投資では「下がる=チャンス」でもあるんですぞ。

  • 📉 値下がり中=安くたくさん買える
  • 📈 回復時のリターンが大きくなる
    🐾ねこ「つまりバーゲンセールですな!」

やること

  • 自動積立は予定どおり続行(触らないのが最強)
  • 余力があれば少額で買い足し(任意/無理しない)

やらないこと

  • 狼狽売り(こわくて予定外に売る)
  • 一気の増額(ペース崩れて続かない)

メンタルの守り方

積立の強み=上がる日もうれしい/下がる日はたくさん買える

不安な日はアプリを閉じる📵

20年視点で「量×時間」を積み上げる


🏦 ステップ⑤:お金はいつでも引き出せる?

NISAで積み立てたお金は、基本的にいつでも売却して現金化OKです。
老後・病気・キャリアの転換期などで使いたくなったときに、少しずつ売って使うことができます。
一部の証券会社では「定期売却サービス」もあり、毎月自動で受け取りも可能。

🐾ねこ「“自分年金”みたいに活用できますな」

出口の“型”(安全寄り)=年3%ルール

現金クッション=生活費1〜3年分は別口座へ

月額=(年初の資産×3%)÷12 をその年の定額に

年1回、翌年の年初資産で再計算(±10%調整)

年初資産年3%月額(÷12)翌年資産の例翌年の月額目安
800万円24万円2.0万円900万円約2.25万円
700万円21万円1.75万円

どのくらいもつ?超ざっくり目安(安全寄り)

※配分(株・債券比率)/コスト/為替で前後します。あくまで“安全によせた目安”です。

取り崩し率持続年数の目安
3.0%約30–40年
3.5%約30年前後
4.0%約25–30年

上限は常に年3%(安全寄り)。足りなければ不足分のみ取り崩し

根拠メモ:いわゆる4%ルールを安全寄りに調整+年次再計算で不況の連続にも耐えやすく


🧰 NISAの“数字だけ”実務メモ(制度ミニまとめ)

項目内容
非課税期限なし(恒久)
年間上限つみたて120万+成長240万=計360万
生涯上限1,800万(うち成長は最大1,200万)
非課税対象売却益・分配金・配当
枠の計算買った値段(簿価)ベース/年内売却→翌年以降に簿価ぶん再利用可

枠は“買った値段(簿価)”で計算

  • 例:成長枠で簿価100万→年内売却→翌年以降に100万ぶん再利用可

運用Tips

特定口座(源泉徴収あり)も同時作成だと税処理ラク

つみたて枠でインデックスを毎月自動

給料日後に自動買付


✅いますぐできる行動リスト(今日から/保存推奨)

1.つみたて設定をON(つみたて枠/毎月自動/買付日は給料日翌営業日)

2.商品を1本に決める(迷ったらオルカン、米国集中ならS&P500

3.月額5,000円〜で開始(増減はいつでもOK)

4.触らないルールを宣言(相場で止めない/年1点検だけ)

5.出口の型を決める(年3%で毎月受取/現金1〜3年分の別枠)


🧘 最後に:「こころの積立」も大切ですぞ

投資は「お金の増やし方」であると同時に、「未来への準備」でもあります。

  • ✅ 老後に自由な時間を持ちたい
  • ✅ 急な出費に備えたい
  • ✅ 少しでも安心して暮らしたい

そんな願いを、月5,000円から叶える第一歩にできますぞ。

おじ「最初は不安でも、知って・備えれば心が軽くなるのう」

🤔 よくある質問(FAQ)

Q1. 月いくらが正解?
A. “無理なく続く額”。 5,000円〜で十分。生活防衛資金(生活費6〜12か月)を優先し、余力で増額。

Q2. オルカンとS&P500、どっち?
A. 迷ったらオルカン。 米国集中を信じるならS&P500。どちらも長期・積立向き。コロコロ替えないのがコツ。

Q3. 含み損/暴落時は?
A. 積立は続行が基本。 同じお金で口数が多く買える=回復時に効く。心配なら一時的に金額を小さく、でもゼロにしない。


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📌 この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や投資助言を行うものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってくださいませぞ。
📌 本記事の内容は2025年10月時点の情報です。制度や商品の内容は変わることもあるので、最新情報は公式サイトなどをご確認くださいませ🐾


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