【初心者向け】インフレ時代の守り方|防衛資金→NISAで少額つみたて【前編】

家計管理

おじ「最近、また値上げ?」
ねこ「レジで“前より高い…?”ってなりますな🐾」

2025年版。いまはインフレが当たり前の時代。
対策は…防衛資金(6〜12か月)を別口座で確保 → 証券口座 → NISAで月5,000円から自動つみたて
合言葉は「試す→自動→続ける」ですぞ。

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💸 インフレで“お金の力”が下がる理由

たとえば、今まで100円で買えていたものが110円になったら──同じお金で買える量が減るお金の力が下がるということ。
ここ数年は原材料高や円安の影響もあり、生活費はじわじわ上がっています。

🐾ねこ「“年2%の小さな差”でも10年で約22%。10万円の購買力が約8.2万円分になるイメージですぞ…」

最近の物価動向(年平均CPIの目安)

  • 2022年:+2.5%
  • 2023年:+3.2%
  • 2024年:+2.7%
    ざっくり2021〜2024で累計+8〜9%の上昇感です。
    だから、全部を現金だけに寄せるのは不利になりやすい局面も(状況による)。まずは“しくみ”を知って、ムダな不安を減らしましょう。

🛡️ ステップ①:まずは防衛資金(生活費6〜12か月)

投資の前に、いざというときの安心クッションを。

  • 目安:ミニマム生活費 × 6か月(不安が強ければ9〜12か月
  • 置き場所:普通預金の別口座など(“手を付けない”設計)
  • 特別費用:車検・家電・冠婚葬祭・年払いは専用口座を別建て
    • 最後の手段として防衛資金を使ってしまったら、最優先で即復元
  • メモ:固定費は「月×12」で年額も把握
  • :月15万円なら×6か月=90万円

おじ「“投資に回すお金”と“生活のお金”を分けるのがコツですぞ」
ねこ「固定費がまだ“ふわっと”な人は、毎月ぜったい出ていくお金を家計簿で見える化からですぞ〜」


🏦 ステップ②:証券口座=“買う場所”をつくる

防衛資金ができたら準備開始。証券口座は銀行口座とは別の“投資専用口座”。作っただけでは増えません。買ってはじめて投資スタート。

最初にやる3つ

  1. NISAを有効化 → 「つみたて」枠で毎月の積立日・金額をセット
  2. 入金をラクに → ネット銀行や即時入金を連携
  3. まず“試し買い”少額で操作に慣れる

つまずき回避

  • 作っただけ/入金しただけで止まらない → 積立予約まで完了
  • NISA設定忘れ → うっかり特定口座で買うミスを防止
  • 積立日が給料日前 → 残高不足で失敗しがち(給料日“翌日”に設定)

📈 ステップ③:NISA=“利益に税金がかからない箱”を活用

NISAは投資で得た利益への税金(約20%)が0円になる“非課税口座”
2024年からの新NISAは二本立て:

  • つみたて投資枠…年120万円
  • 成長投資枠…年240万円
    (=合計年360万円まで非課税枠で投資可能)

制度のだいじポイント:

  • 生涯の非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで
  • 非課税期間は無期限
  • 売却すると翌年以降に“簿価”分の枠が復活(再利用しやすい)

超だいじ:NISAは入金しただけでは非課税になりません
NISA“口座で買った分の利益だけ”非課税ですぞ。(買付画面で“NISA”の表示を必ず確認)

基本の流れ

  • 証券口座でNISA口座を開設
  • 買うときに“NISA”を指定
  • 毎月いくらを決めて自動つみたて

イメージ例

  • 利益10万円 → ふつうは税金約2万円正確には20.315%) → NISAなら0円

💡 いくらから?本当に増えるの?(少額→自動→継続)

おじ「お金持ちしかできない?」
ねこ「月5,000円=1日約170円からでOK。“今日から少額で試す → 自動で続ける”が最強ですぞ🐾」

平均より自分の家計基準。まずは月5,000円〜でOK。手取りの3〜5%を目安に自動つみたて年1回点検で続けやすく。

目安シミュ(将来保証ではないですぞ)

  • 月1万円→10年:約155万円(拠出120万/差 約35万|年5%例)
  • 月1万円→20年:約411万円(拠出240万/差 約171万|年5%例)
  • 月1万円×20年を“年3〜5%の増え幅”で見ると約328万〜411万円のイメージ

補足米国株(S&P500)については、長期データの集計でローリング20年が「マイナスにならなかった」とする分析もあります(時期・手法で異なり、将来を保証するものではありません)。

年1回だけ点検

  • 金額:無理していない? 少なすぎない?
  • 日付:給料日“翌日”になっている?(残高不足防止)
  • 目的:使い道がぼやけていない?
  • 防衛資金:使ったら最優先で復元した?

✅いますぐできる行動リスト(今日から/保存推奨)

  • 防衛資金=ミニマム生活費×6〜12か月を別口座
  • 証券口座を開設(特定口座の場合は源泉徴収ありを選択)
  • NISA口座を開設→つみたて枠月5,000円〜自動設定
  • 積立日給料日“翌日”に(残高不足ミス防止)
  • 試し買いで操作確認(買付がNISAになっているか要チェック)
  • 特別費用口座を別建て(車検・家電・年払いなど)
  • 年1回点検をカレンダー登録(ブクマ📌)

📘 まとめ:次は「何を買うか?」へ

ここまでで、

  • インフレで“お金の力”が下がるしくみ
  • 防衛資金→証券口座→NISAの順番
  • 月5,000円から自動で続けるコツ

が見えたはず。後編では、

  • どんな投資信託を選ぶ?
  • 積立日の決め方増額のコツ
  • つまずきを防ぐQ&A

を、初心者向けに“よく使う言葉だけ”で解説しますぞ。


🤔 よくある質問(FAQ)

Q1. NISAは入金だけで非課税?
A. なりません。「NISAで買った分の利益だけ非課税」です。

Q2. いくらから始めればいい?
A. 月5,000円からでOK。手取りの3〜5%を目安に設定→自動年1回点検の順で。

Q3. 特定口座って必要?
A. NISAだけ使う予定なら必須ではありません。 ただ、将来いろいろ買う可能性があるなら「特定口座(源泉徴収あり)」を同時開設しておくと、税金は自動計算&原則申告不要でラク。NISAで買い損ねたときの“受け皿”にもなります。


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📌本記事は一般的な情報提供であり、特定商品の推奨・勧誘ではありません。価格は上下し、元本割れの可能性があります。最終判断はご自身でお願いします。
本記事の内容は2025年10月時点の情報です。制度や商品の内容は変わることもあるので、最新情報は公式サイトなどをご確認くださいませ🐾

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