【初心者向け】その貯金、10年後に2割減るかも? 初心者でも始められる投資の第一歩【前編】

家計管理

「最近、また値上げ?」

スーパーやコンビニでそう思うこと、増えていませんか? 実はここ数年、物価の上昇(インフレ)がじわじわ進んでいます。

このインフレ、何がこわいって── 何もしないと、現金の価値が目減りしてしまうこと。

この記事では、初心者でも分かるように「インフレの影響」と「対策としての投資の始め方」について、 おじさんとねこがゆるっと解説しますぞ。


💸 インフレってなに?現金が目減りするってどういうこと?

たとえば、今まで100円で買えていたものが、110円になったらどうでしょう。

これは「物の値段が上がった=お金の価値が下がった」とも言えますな。

実際に、総務省のデータでは、2021年から2023年にかけて日本の物価は約5〜6%も上昇しました。

原材料の高騰や円安などが影響して、生活費は確実に上がってきています。

🐾ねこ「たった2年でお金の価値が5%以上減ってるって、地味にショックですな…」

日銀の方針としても「年2%の物価上昇を目指す」とされており、 このままなら10年で約22%、現金の価値が減る計算になります。

つまり──

現金をそのまま持っているだけだと、“知らないうちに損”してしまう時代なんですな。


🛡️ ステップ①:まずは防衛資金をためよう

投資を始める前に、最初にやるべきなのが「防衛資金」の確保です。

これはいざというときに生活を支える、生活費の半年分〜1年分くらいのお金。

家賃やスマホ代などの固定費を含めて、すぐに引き出せる形(普通預金など)で確保しておくと安心です。

おじ「投資にまわすお金と、“生活のためのお金”はしっかり分けて考えるのがコツですぞ」

🐾ねこ「“固定費ってなんぞや?”という方は、まず“毎月必ず出ていくお金”を家計簿で見える化すると分かりやすいですぞ〜」
詳しくは「【初心者向け】家計簿の始め方」へどうぞ!


🏦 ステップ②:証券口座を開設しよう

防衛資金がある程度たまったら、いよいよ投資の準備です。

まず必要なのが、「証券口座」。これは銀行口座とは別で、投資専用の口座です。

証券口座があれば、株や投資信託などを買って“お金を運用”することができます。

🐾ねこ「証券口座って“お金が勝手に増える場所”じゃないので注意ですぞ!買わないと始まらないですぞ〜」

証券口座はネットでカンタンに申し込み可能。 とくに人気なのが「楽天証券」や「SBI証券」などのネット証券。

セットで銀行口座(楽天銀行や住信SBIネット銀行)を開設すると、入出金も便利になります。


📈 ステップ②.5:NISA口座も開いておこう

証券口座と一緒に開設したいのが「NISA口座」。

これは、**投資で得た利益に税金がかからなくなる“非課税口座”**です。

通常なら約20%かかる税金がゼロになるので、長期投資を考えるなら必須ともいえる制度。

2024年からスタートした新NISAは、

  • つみたて投資枠(年間120万円)
  • 成長投資枠(年間240万円)

この2つの枠にわけて、非課税で投資できます。

🐾ねこ「“NISA口座を作っただけ”では非課税になりませんぞ!買う場所を間違えないように!」

つみたて投資枠だけでもじゅうぶん実用的なので、まずはそこから始めましょう。


💡 投資っていくらから?本当に増えるの?

💡 投資っていくらから?本当に増えるの?

「投資ってお金持ちのものじゃないの?」と思ってる方もいるかもですが──

👉 月5,000円の積立からでOKです!

🧠「でも…みんな実際いくらぐらい積み立ててるの?」

調査では──

  • 積立だけの平均:月2万円前後
  • 成長投資枠を含めると:月6〜8万円台

🐾ねこ「けっこうみんな…がんばってますな…」

でも安心してください。
おじさんは月5000円から始めましたぞ。

「これで大丈夫かな…」と思いながらも、
少しずつ慣れていけば投資は“生活の一部”になります。

💡たとえば──

  • 月1万円でも10年で120万円
  • 20年で240万円+α
    少額でも、ちゃんと未来を育ててくれますぞ。

スマホ代やサブスクのように、“固定費感覚”で自動的に積み立てるスタイルにすれば、無理なく継続しやすいですぞ。

たとえば月15,000円を20年間積み立てた場合、

月々の積立額積立期間年利3%年利5%元本
15,000円20年約489万円約594万円360万円

🐾ねこ「ちょっとずつ積み立てるだけで、100万〜200万円もプラスになるかも…ですぞ!」

もちろん、将来のリターンは保証されませんが…
過去のデータでは「S&P500」のような代表的な指数に20年以上投資すれば、 元本割れの確率は1%未満とも言われています。

長期・分散・積立のスタイルで、少しずつ「お金に働いてもらう」準備をしていきましょう。


🤔 よくある誤解と注意点

Q. NISA口座に入金すれば勝手に増えるの? → ❌増えません。NISA口座内で“商品を買う”必要があります。

Q. NISAを使えばどの投資も非課税? → ❌NISA口座で買った分だけ非課税。特定口座などで買ったものは課税対象です。

Q. 特定口座って必要? → ✅NISAしか使わないなら不要。でも、将来いろんな投資をするかも?という人は「源泉徴収ありの特定口座」を作っておくと便利です。


📘 まとめ:次は「何を買うか?」へ

ここまでで、

  • インフレによる現金の目減り
  • 投資を始めるためのステップ
  • NISAの仕組み

について、ざっくり全体像が見えてきたと思います。

次回の【後編】では、

  • 具体的に「どんな投資信託を選ぶのがいいのか?」
  • 積立設定のコツ
  • よくあるQ&A

など、さらに実践的な内容をお届けします。

🐾ねこ「気になる方は、つづきもぜひ読んでみてくださいですぞ〜」


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